Webライターのやりがいと言うと、原稿を出した時や、報酬を頂いた時をイメージされる方も多いと思います。
特にゼロイチのWebライターさんにとってファーストキャッシュ(初めての報酬)は嬉しいですよね。
それと同時に「開業届」って出すものなの?と、思っている方も少なくないでしょう。
そこで今回は、Webライターが開業届を出すメリット・デメリットについてお伝えします。
Webライターが開業届を出すメリット
開業届とは、個人事業をスタートした時に税務署に届け出る書類の事です。
提出しなくても罰則はありませんが、事業を開始して1ヶ月以内に出す事が推奨されています。
それでは、Webライターが開業届を出すメリットをご紹介します。
青色申告ができる(最大65万円得をする)
Webライターが開業届を出す最大のメリットは、青色申告ができるからです。
青色申告をすると、複式簿記という帳簿になるので、最大65万円の控除が受けられます。
白色に比べると確定申告は大変ですが、リターンも大きいのでWebライターとしてガッツリ稼ぐぞ!という方は、青色申告をオススメします。
経費にできるものが増える
所得税は所得に対してかかります。
所得はざっくりですが「収入-経費」で計算されます。
なので経費が多いと所得が下がり、所得税も下がるのです。
そのため、開業届を出した方が経費にできるものが増え、節税する事ができます。
どんなものが経費にできるかと言うと、インターネットの通信量・カフェで仕事した時の飲食費、その他書籍やセミナー料金などWebライティングに関わるもの全てが経費になります。
代表になれる
名刺に「代表」って書いているとなんだかカッコイイですよね。
それに気持ちもシャキっと引き締まり、あたなのモチベーションも上がるでしょう。
異業種交流会に行ったときなど、名刺だけで仕事を獲得できるかもしれません。
ビジネス用の銀行口座が作れる
開業届を出して Webライターになると、ビジネス専用のクレジットカードが作れるようになります。
これを作ることで、全て経費として計上できるだけでなく、プライベートの講座と分ける事ができるので、確定申告がスムーズになるメリットもあります。
使用するだけでポイントも貯まる「楽天ポイントカード」が個人事業主の間で人気です。
プライベートと個人を分ける事ができる
開業届を提出すると、良い意味で個人事業主としての視座を高める事ができます。
Webライターの開業届のデメリットと注意点
ここからは、Webライターの開業届のデメリットや気をつける点をご紹介します。メリットもあればデメリットもあるので、しっかりと吟味してください。
失業保険がもらえない
会社にお勤めの方なら、退職して申請後1ヶ月後に失業保険が振り込まれます。
本来であれば離職した翌日から1年間受け取れる失業保険ですが、開業届を出していると、個人事業主とみなされ、失業保険がもらえなくなります。
開業届を出す=失業保険がもらえない事を自覚しましょう
確定申告が必要
青色申告は最大65万円の控除が受けられる反面、確定申告が必須となります。
白色と比べ記入する欄や、項目が細かいため最初は多くの個人事業主がつまづきます。
ですが、一度経験すれば要領を得るので、税理士さんに頼まず、1回はご自身でやってみることをオススメします。
扶養に入れなくなる可能性がある
開業届を出して青色申告をする場合は、扶養に入れなくなる可能性があります。
この扶養の加盟条件は、グレーなところがあり、所得額で決められている場合もあれば、個人事業主は扶養に入れないと決まっている場合もあります。
Webライターをスタートする以前に、健康保険組合に事前に確認することをお忘れなく。
まとめ
「Webライターでガッツリ稼ぎたい!」と思う方には開業届を出すことをオススメします。
なぜなら気持ちが引き締まってモチベーションも上がるからです。
でもその反面、扶養に入れない、失業保険が出ないなどのデメリットもあるので、ご家族と話し合って決断してくださいね。