女性の起業悩みランキングベスト3!第2位資金調達、第1位は?

東京商工リサーチの調査によると2021年11月に発表したデータによると、初めて女性の起業家が50万人を超え、企業数に占める女性社長の割合も14.2%と伸びています。

調査を開始した2014年は女性起業家が30万人だったのに対し、わずか6年で20万人増加するなど急激に増えています。

そんなに増えてるとは知らなかったわ!

その一方で起業は悩みがつきもの。

そこで今回は、女性起業家が抱える起業のお悩みトップ3を紹介します。

女性社長数の推移

出典URL:https://smbiz.asahi.com/article/14474386

目次

女性起業家の業種ランキング

女性起業家の業種ランキング

帝国データバンクが2021年に行った全国「女性社長」分析調査によると、保育所・化粧品販売・美容業界・介護福祉・結婚相談の順に女性社長の割合が多い結果となっています。

女性が起業しやすい業種が多いのね!

またBtoBよりもBtoCの業種で女性社長の割合が高いというデータになっています。

出典URL:https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p210702.pdf

女性起業家の悩みベスト3

平成28年に総務省が94名の女性起業家を対象に行った調査によると、最も多かった悩みベスト3は、以下の通りになります。

1位:家族の理解・協力、家庭と仕事との両立

2位:資金の調達、売り上げの伸び悩み

3位:経営知識や仕事の技術の習得

女性起業家の悩み1位:家族の理解・協力、家庭と仕事との両立

内閣府男女共同参画局「女性起業家を取り巻く現状について」のデータによると、起業家が起業を断念しそうになった際に直面した課題は「家族の理解・協力」と「家庭(家事・育児・介護)との両立」が最多となっています。

多様な価値観が認められ、女性の社会進出が進んだ昨今ですが、まだまだ家庭は女性が守るものという風潮が残っているのが事実です。

また、妊娠出産・育児や介護などライフスタイルの変化が男性と比べて大きい女性は、それぞれのステージに応じて直面する壁や悩みも異なってくるため1位にランクインしました。

少し前のデータになりますが日本政策金融公庫が2013年に発表したデータによると、家事・育児の分担の割合も男性に比べ女性が約5倍多くなる結果が出ております。

男女別の家事・育児の分担

出典URL:https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/kaigyosp_131224_1.pdf

育児休暇制度を取り入れる企業は増えていますが、現実的には家事・育児との両立をうまくとる必要があるというのが現状です。

だからといって、起業できないわけではありません。

最近は家庭や育児とのバランスをとりながら、できる範囲で起業するスタイルをとる方が多いです。

ご自身の社会人としての経験や得意なことを武器にして、起業するという選択肢を取ることができます。

女性起業家の悩み2位:資金調達

男性と比較して女性の方が小規模事業でスタートする傾向が強い反面、新たな資金調達に困難を感じる風潮が強いです。

できる範囲で起業しようと思うと借入をするのもなぁ。。

最近は助成金や補助金もありますが、申請までの手続きが複雑なため起業初期の方は苦戦される方が多い傾向があります。

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男女別起業家の所得額を見てみると、

女性の場合は年平均約93万円

男性の場合は年平均約270万円

となっており、女性起業家の所得額の割合は、約70%が100万円未満となっています。

このことから、男性の起業家に比べ資金調達で苦戦される傾向が強くあります。

小規模のビジネスでも、サロンなど開業をする場合は設備投資や開業資金がかかります。

この資金調達をはじめ、起業後の売上の確保という面で性別問わず悩む起業家は少なくありません。

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また、男性と比較しても女性の方が起業を始める年齢が若いことも理由の一つに挙げられます。

女性の起業時の年齢は平均36.5歳に対し、男性が平均41歳となっています。

女性起業家の悩み3位:専門知識・技術、経営知識の習得についての悩み

中小企業庁がまとめたデータによると、起業時の課題として40%以上の女性が「経営に関する知識やノウハウの不足」を選択し、「事業に必要な関連知識やノウハウの不足」も40%近くの女性が起業後の課題として挙げています。

また女性の場合は1人で起業することが多いので、これらの課題について相談できる仲間、人脈が乏しいという問題も付随しがちです。

それに付随して、簿記や経理の知識がない、税金の申告をしたことがないなどの課題も多く挙げられます。

まとめ

女性の起業家が増えている反面、起業を取り巻く課題はたくさん残っています。

特に女性は男性と比較して小規模で始められる方が多いため相談できる相手がおらず孤独になりがちです。

最近では経済産業省が主催する「女性起業家等支援」などのサービスも充実しているため、活用されてみてはいかがでしょうか?

URL:https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/joseikigyouka/index.html

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CxOマーケティング合同会社
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この記事を書いた人

CxOマーケティング合同会社代表。全日本SEO協会PPC広告コンサルタント。ブレインアナリスト。オンラインスクール構築のためのスクールTeacher'sBASEの運営責任者。大手小売業、ベンチャー、通販、プロモーション企業の取締役を経て独立。オンラインスクールや講座の立ち上げ支援、集客支援、プロモーション事業を手掛ける。ネット業界20年。特に事業開発、集客、広告、ライティング、アフィリエイト、通販に精通。好きな食べ物は、すあま。

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