東京商工リサーチの「全国女性社長」調査における最新データによると、2018年の女性社長は全国で45万4,961人。2014年の31万55人の頃から比べると5年間で1.5倍に増えました。
また昨今は女性専用の起業塾も増えてきており、女性の起業家は右肩上がりで増えていくと予想されます。
そこで今回の記事では「成功している女性起業家に共通する6つの特徴」というテーマでお届けしていきます。これから起業したい女性必見です。
日本で女性起業家が増えている理由
1:女性起業家の方が新規性のあるビジネスをしている割合が高い
日本の人口が減っていき、市場の奪い合いをしている中でビジネスを成功させるのはニッチな市場を責めることが大切になります。
デパートの売り場面積を見ると一目瞭然だと思いますが、買い物の主導権は女性が握っています。そのため女性のお客様の気持ちが分かる女性起業家がの方がお客様に刺さるサービスを作りやすい傾向にあります。
平成27年度の産業経済研究委託事業である「「事業の新規性」についてのアンケート結果を比較すると、2009年の調査では事業の新規性が女性と男性で同程度だったのに対し、2014年の調査では「新規性のあるビジネスをしている」と答えた女性の数が男性を20%も上回るなど、女性が新規事業に参入する可能性が増えてきております。
2:起業希望者のサポート体制が整ってきた
2021年3月に世界経済フォーラムが公表した男女格差を測るジェンダーギャップ指数では日本は156カ国中120位にとどまるなど、世界的にみても女性の社会進出が遅れている日本。
そのような背景もあり、経済産業省は、女性の起業を財政面や相談面などから支える「わたしの起業応援ネット」を中心に、様々な支援事業のサポートをしております。
つまり、時代背景と共に女性起業家向けのサポート体制が整ってきました。また、助成金・補助金制度も増えてきた事により女性が起業しやすい体制が確立されつつあります。
女性起業家の特徴
ここからは、女性で起業家に向いている人の特徴をご紹介します。
自己管理能力が高い
女性起業家の特徴として「自己管理能力が高い」点が挙げられます。会社員と違い全てが自己責任になるのが起業の世界です。そのため勤務時間や土日の概念がなくなるので全て自分で管理しなければなりません。
最初のうちは仕事を詰め込みすぎて体調を壊す方も多いので、自己管理能力が試されます。また事業計画通りに事業が進んでいるのか、進んでいない場合はどう軌道修正するのかなど、物事を冷静に判断できる力も試されるでしょう。
お金の管理ができる
組織に属していたら経理や財務担当がいますが、起業家後は運営資金や売上を自分一人で管理していく必要があります。
そのため、お金をしっかりと管理できる能力が求められます。特に個人事業主の場合は、事業のお金と個人のお金をしっかり分けて管理していく必要があります。経費に関する収支のチェックなどを常に行い、事業に関わるお金の流れを管理するスキルも求められます。
失敗を恐れず行動する
女性起業家で成功している人の特徴の一つに失敗を恐れずに行動することがあります。多くの女性起業家は初めてのスタートになります。
経営者は決断の連続なので、失敗を恐れずに決断できる人が起業には向いているのです。失敗を恐れて行動できなければ起業すること自体が難しくなるでしょう。
決断&行動スピードが早い
「失敗を恐れず行動する」とリンクしていますが、成功している女性起業家は決断や行動スピードが早い特徴があります。インターネットが発達して情報の流れが早くなっている昨今の日本において、時代の波に乗り遅れないために「決断や行動スピードを早くする」ことが求められます。
コミュニケーション能力が高い
起業にコミュニケーション能力は必要不可欠です。集客をするときもコミュニケーション能力の高さによって差が出ます。
教室を運営する場合でも、生徒とのコミュニケーションが円滑にできなければ、長く利用し続けてもらうことが難しくなります。
そのため。起業して事業を運営するためにコミュニケーション能力は必要不可欠なので、コミュニケーション能力は起業に必要不可欠な要素になるのです。
依存しない
成功している多くの女性起業家には、依存心が無く、常に成長をしようと心掛けているという特徴もあります。そのため、何かに依存することなく、常に成長を心掛け、多くのことを経験したり、常にご自身をアップデートさせるために多くの事を経験し学んでいる方が女性起業家として成功を手に入れる傾向が高いです。
まとめ
今回は女性起業家で成功している方の特徴をまとめました。現時点で成功している人に共通している「傾向」になります。全て当てはまらなくてもこれらはすぐにでも改善することができることです。
国全体が女性起業家を支援している昨今だからこそ、時代の波に乗って起業を目指してみてはいかがでしょうか?