人生100年時代と言われるように、医学の発達により私たちの平均寿命は右肩上がりとなっています。
一昔前は、会社を定年退職したら年金をもらいながら家でのんびりと過ごすのが主流でしたが、昨今ではシニアを取り巻く労働環境が変わってきています。
そんな中で注目を集めているのが「シニア起業」。
中小企業庁が発表している「中小企業白書2017」によると、シニアの起業家の割合は右肩上がり。
グラフからもシニアの起業家の割合が増えていることが読み取れます。
そこで今回の記事ではシニア起業のメリットと、おすすめのジャンルをご紹介いたします。
シニア起業のメリット
社会とのつながりを作る
定年後に起業することは、収入の柱を作る意外にも「社会とのつながりを作る」メリットがあります。
人生100年時代と言われる昨今において、退職後に残される時間が豊富です。
そのため収入の柱以外にも「人間関係」や「やりがい」を感じられる仕事に取り組みたいシニアが起業を志すケースも少なくありません。
今までの社会人経験を活かすことができる
新卒から計算すると数十年間社会人を経験したシニアの方は、たくさんの経験をされてこられたと思います。
あなたがこれまでに取り組んできた業種・職種であればあなたはその道のプロ。
これまでの経験やスキルを活かして事業をスタートすることができるでしょう。
活用できる助成金が多い
シニア起業のメリットの一つに活用できる助成金が多いことがあげられます。
起業に対してはもともと様々な助成金や支援金などがありますが、シニア起業向けの資金支援も増えてきています。
定年がない
当たり前ですが、ご自身で仕事をされたら定年はありません。
またご自身の好きなことで事業をスタートできるのもシニア起業の大きなメリットです。
これまで培ってきた人脈や経験を活かすこともできるだけでなく、若い起業家と比べても信用力も高いので、資金に余裕がある中高年のお客様を集客しやすくなります。
同年代の気持ちが分かるので成約率も上がるでしょう。
健康的でいつまでも若々しく
「起業と健康って関係あるの?」と思ったかもしれませんが、やりたいことに向かって一生懸命頑張っている方はキラキラ輝いているなと思いませんか?
起業すると同様のストレスでもすべて自分の責任になります。
自分自身で解決できる問題も多いので納得感があります。
お客さまとの距離も近く、お客さまの喜ぶ笑顔が直結しているので、生きがい・やりがいなど充実感を十分得られるため、周りから若く見られたりされます。
毎日が充実していると健康面にも影響します。
シニア起業におすすめのジャンルはコンサルタント
理由1:資格が不要
「コンサルタント」というと、MBA(経営学修士)や中小企業診断士の資格がなければなることができないように思いがちですが、特別な資格を取得しなくても「コンサルタント」を名乗ることができます。
理由2:初期投資が不要
あなたが会社員時代に培ってきた体験がそっくりそのまま価値になります。
またコンサルタントはあなたが商品サービスとなるので、必要経費がほとんどかかりません。
パソコン1台あればできるお仕事なので、初期投資を抑えたい方におすすめです。
理由3:収入が安定しやすい
コンサルタントの契約は、クライアントを継続的に支援する「顧問契約」と課題単位で契約する「スポット契約」に分けられます。
顧問契約が取れると毎月決まった収入が得られるようになるので、収入の見通しがつくようになります。
スポット契約も契約期間が数か月から1年のものが多いので、まとまった仕事が取りやすいと言われています。
理由4:仕事が取りやすい
あなたが「何の専門のコンサルタント」が肩書きが決まったらマッチングプラットフォームに登録することをおすすめします。
マッチングプラットフォームに登録することで集客を代行してくれ、経験がない方でも仕事が取りやすくなるメリットがあります。
シニア起業におすすめのマッチングプラットフォーム
ビザスク
https://service.visasq.com/
PASONA顧問ネットワーク
https://www.pasona-komon.co.jp/
案件サーチ
https://anken-search.jp/
PROTEAM
https://proteam.jp/
VIREC
https://virec.io/
まとめ
需要が右肩上がりになっているシニア起業。
「起業」と聞く20代の若者が行うイメージですが、近年はこれまで会社員代に培った知識経験スキルを活かしたことを活かして起業する方が増えています。
シニア起業することで、健康でいられる、社会との関わりを持てる、活用できる助成金の幅が広がる、生きがいを持てるなどメリットがたくさんあります。
第二の人生の選択肢にシニア起業を取り入れてみてはいかがでしょうか?