新規事業や新しいプロジェクトを展開するとき、LPとサイト、どちらを作ればいいのでしょうか?という課題に直面する時があります。
やはり、ターゲットを絞ってインパクトのあるLPでしょ!いや、まずはサイトを作って信頼をとらなきゃ!色々な考え方があると思います。
どれも間違いではないでしょう。
ただ、本当にそれで良いのか?今回はそんな内容をお届けします。
LPとサイトの違いとは?
そもそも、LPとサイトって何が違うのでしょうか。
LPはLandingPageの略。
広告や検索エンジンなどを経て、訪問者が着地する「ページ」です。1ページで基本的には縦長になります。
そのため、他のページへの遷移は考慮して作成していません。そのページ内で、獲得したい成約(購入やサービス申込みなど)を実現させるために作られるページです。
比較的工数をかけずに制作することができます。
それに対し、サイトは情報量が多く、複数のページから構成されるモノです。
こちらの場合は、サイト内の各ページをよく理解してもらうために作ることが多いです。
PV(ページビュー)という訪問者がサイト内で何ページ閲覧したか、という指標が重要視され、回遊してもらうことで理解度を深めていくという特徴があります。
また、サイト設計やコンテンツなど、検討する項目が多く、制作にはまとまった工数が必要になります。
ビジネスの初期段階で作るのはどっち?
これからビジネスやプロジェクトを展開していこう!という段階で、どちらを作るべきでしょうか。答えは、「LP」の場合がほとんどです。
ビジネスやプロジェクトが初期の段階では、まだうまくいくかわからない状態で進行していくことになります。
特に新規事業の場合は、成功確率も1割程度と言われていますので、制作に時間がかかるサイトを制作する段階ではありません。
ターゲットを絞り、ビジネスの根幹にあたるコンセプトで、LPを制作し、広告に出稿することが必要でしょう。
PDCAサイクルを回すことにより、そのビジネスを軌道に乗せること可能なのか、初期段階で判断していかなければなりません。そのためにも、まずはLPを作ることが先、ということになります。
サイトはどの段階で作るのか?
ビジネスがある程度軌道に乗り、次のステップとして、社会的信用が後押ししてくれる段階になったら、その商品やサービスを詳しく説明するサイトを作るのが良いでしょう。
その時には、商品であれば開発秘話であったり、利用者の声も多く集まっていると思います。
また、複数の商品を展開しているのであれば、ECサイトのようにカート機能を持たせても良いかもしれません。雑誌への掲載実績があれば、それも掲載するべきです。
サイトについては、ビジネスやプロジェクトが軌道に乗った段階で作成することをお勧めします。
まとめ
ここでは、ビジネスやプロジェクトの初期段階では、LPを優先的に作りましょう、という内容をお伝えしました。
折角の工数を、軌道に乗る前に、優先順位の低い業務に充ててしますのは、勿体無いことですし、立ち上げのスピードも遅くなってしまいます。
是非、参考にしてみてください。