見失いがちなオウンドメディア構築の目的

オウンドメディア構築の目的

あなたもこんなことを感じたことはありませんか?

  • オウンドメディアを構築しているけど、赤字が続いて、制作を途中で見合わせた。
  • すぐにマネタイズできるかと思ったけど、そうでもないな。
  • 何のために作っているのかわからなくなってきた。
  • 制作メンバーの自己満足なんじゃないの?

    これは経営者や制作担当者に関わらず、本当によく聞く声です。

    このような意見は、制作の初期段階から、オウンドメディア構築の目的が明確ではなかったり、途中で目的達成への意識が薄れ、方向性がずれてきてしまった場合によく出る声なのです。

    折角、費用と時間をかけて作り始めたのに、勿体無いことですよね。

    そもそも、オウンドメディア構築の目的は何でしょうか?

    目次

    オウンドメディアの本質

    オウンドメディア(owned media)とは、直訳すれば「所有メディア」です。

    自社で保有しているメディア、ということですね。ですので、厳密にいえば、Webサイトではなくても、メディア(YouTube、チラシなど)であればオウンドメディアと呼ぶわけです。

    ただ、近年では、Webサイトでコラム式で記事を配信するパターンを、オウンドメディアと呼ぶことが多いです。

    ここで、Youtubeやチラシであれば、意味なく配信する方(ビジネスとして)ってあまりいないですよね。

    例えば、YouTubeで広告収入を得たい!チラシを配布して集客したい!など、目的があるはずです。

    オウンドメディアも、その本質は同じということです。マーケティング的な目的を持って構築される必要があります。

    ただ、YouTubeもWebサイトと同じように、コンテンツを配信しているのに、オウンドメディアの場合は目的を見失ってしまうケースが多くみられます。

    オウンドメディアも同じように、目的を達成していくようにしたいものですね。制作する前の段階で目的を明確にして、制作メンバー全員で共有することは、後になって大きな意味を持ってきます。

    目的共有が大切な3つの理由

    ① メンバーや外注取引先と方向性を合わせる

    先ほど述べた通り、オウンドメディアでは記事(コンテンツ)を配信していくことになります。

    外注で記事の執筆をお願いするケースもあるでしょう。

    その際に、オウンドメディア構築の目的が共有できていないと、記事の内容やライティングの方法がまちまちになってしまい、サイトとしての統一感が出せないだけでなく、目的達成に向けた誘導もできなくなります。

    コンテンツを作る前に、メンバー全員で目的を共有しておくことをお勧めします。

    ② コンテンツ作成時の判断材料となる

    オウンドメディアでコンテンツを作成するとき、多くのケースでマネタイズポイントへどのように繋いでいくかを考慮します。

    ここでいうマネタイズポイントとは、「企業のブランディング」「リスト獲得」や「商品購入」「サービス申込み」などが該当します。

    その際、オウンドメディアに流入してくる訪問客の経由は「検索エンジン」。

    訪問客は、検索キーワードをブラウザ(Googleなど)に打ち込んで、訪問してきているわけです。

    そこの意図を汲み取り、作成したコンテンツを経由してマネタイズポイントに誘導するということになります。

    ここで、目的がない状態で構築を始めてしまうと、コンテンツが作れない、流入キーワードも決められない、ということになります。

    コンテンツを作り、訪問者をスムーズに誘導できるような設計をするためにも、目的を明確にしておく必要があるということですね。

    ③ マネタイズポイントへの流れが整う

    目的とマネタイズポイントがずれてしまうことに注意しましょう。

    ここがきちんと設計された状態で、オウンドメディアの構築が進めば、どういうコンテンツを配信すべきか、どういうキーワードでSEO対策を行い、見込み客を誘導すれば良いのか?など、曖昧にしてはいけない項目を正確に決定していくことが可能になります。

    それにより、訪問客が迷わずマネタイズポイントへ向かうためには必要となります。

    マネタイズポイントを設置しよう!

    では、マネタイズポイントはどのように設置したらいいのか、これはCTA(コールトゥアクション)と呼ばれるものを設置することになります。

    記事(コンテンツ)を読み終わったところに、よくボタンが設置されていたりしませんか?具体的な行動へと誘導するボタンやテキストのことです。

    このポイントが、先ほどお伝えした「リスト獲得」や「商品購入」、「サービス申込み」になります。

    例えば、

    1. 検索エンジンからの流入キーワード:「オウンドメディア 構築方法」
    2. 記事のコンテンツ:「オウンドメディアの構築方法について3つのポイント」
    3. CTA:「オウンドメディア構築における7つの失敗事例」ボタンからリスト獲得
    4. 獲得したリストに対してメルマガ配信
    5. オウンドメディア構築講座へ誘導し、マネタイズを図る

      こんな形になります。この流れを構築することを心がてください。

      オウンドメディア構築の目的を明確に保つことが、大切だということがわかりますよね。

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      まとめ

      ここでは、オウンドメディア構築の目的についてお伝えしてきました。

      目的を決めることだけでなく、共有し、共通の価値観で構築することが重要です。

      また、マネタイズポイントを設置し、サイト構築費用のみならず、事業としても収益につながる価値のあるオウンドメディアを構築していきましょう。

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      この記事を書いた人

      CxOマーケティング合同会社代表。全日本SEO協会PPC広告コンサルタント。ブレインアナリスト。オンラインスクール構築のためのスクールTeacher'sBASEの運営責任者。大手小売業、ベンチャー、通販、プロモーション企業の取締役を経て独立。オンラインスクールや講座の立ち上げ支援、集客支援、プロモーション事業を手掛ける。ネット業界20年。特に事業開発、集客、広告、ライティング、アフィリエイト、通販に精通。好きな食べ物は、すあま。

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