東京商工リサーチの調査によると、2021年調査で、女性社長は54万919人となり、調査開始以来、初めて50万人を超えました。
調査を開始した2010年の数字が「21万人」だったことを考えると、なんと11年間で2倍以上に増えています。
また2021年以降も、さらに働き方が多様化されており、今後も女性起業家は増えると予測されています。
そこで今回の記事では、起業したい女性におすすめ!女性に人気の職種についてご紹介します。
「起業に憧れているけど、何をしたら良いの?」という方必見です。
女性起業家を取り巻く環境
女性起業家が増えている理由として、女性が起業をしやすい環境が整ったことがあります。
社会背景やデータの面からも詳しく見ていきます。
女性の方が新規性のあるビジネスをしている割合が高い
平成27年に度産業経済研究委託事業が行った女性起業家等実態調査の報告書によると、男性と比較しても女性の方が新規性のあるビジネスをしている割合が高い傾向にあります。
(出典:https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/joseikigyouka/pdf/joseikigyou_report.pdf)
これは、女性ならではのアンテナやニーズをキャッチアップする力が男性よりも優れているからだと推測されます。
また昨今ではSNSやインターネットの普及で誰でも無料で情報を手に入れられる時代になったので、新規性のあるビジネスは加速するでしょう。
女性が開業や起業をする動機
女性が開業や起業をする理由の上位3つは、下記になります。
1位:自由に仕事がしたかった
2位:仕事の経験・知識や資格を活かしたかった
3位:収入を増やしたかった
一方で男性は、下記のようなデータとなっています
1位:自由に仕事がしたかった
2位:事業経営という仕事に 興味があった
3位:収入を増やしたかった
男女ともに、「自由に仕事がしたかった」という回答が多くなっています。
男性と女性で大きく異なるのが、女性の場合、今のスキルを生かしたいという需要が多くあります。
サービス業を中心に、女性起業家が増えてきた
京商工リサーチの調査によると、女性社長が展開するビジネスの「46.3%(21万426人)」が飲食関係や介護・保育事業、美容関連事業といった「サービス業その他」に従事されています。
その中でも、介護や保育は需要が高まっているためニーズがあります。
サービス業では、特に女性ならではの細やかな気づきや着眼点が大きな強みとなり、女性起業家の成功のチャンスが拡大しています。
【起業初心者必見】女性の起業で人気の職種
ハンドメイド作家
今流行りのハンドメイド作家。
手先が器用で、手芸やアクセサリー作りなど細かいことが大好き!という女性に人気の職種です。
最近では、InstagramやSNSと販売サイトをリンクが簡単になったなど、クリエイターにとって販売しやすい環境が整っています。
オーダーメイドなため、価値を付けやすくご自身の世界観を表現することもできます。
また、作るだけでなく講師として教える側に回ることでさらに収益を上げることもできるため、初めて起業したい女性に人気の職種となっています。
料理教室
おけいこ型のビジネスも最近は人気が高まっています。
例えば、パン教室、味噌作り教室、お菓子教室からフレンチや発酵食品など、得意なジャンルのお料理を教えて、収益を得ることができます。
オフラインだけでなく、オンラインも活用できるので、活躍の場も広がるでしょう。
また、作ったお料理をInstagramで発信することで、企業からのタイアップの依頼が来たりメディアに取り上げられるなど、今後の活躍もさらに期待できる職種です。
講座・セミナー講師
前職の知識や経験、子育て育児介護の経験など、ご自身の体験談を元に、ノウハウを教える講座・セミナー講師も女性におすすめです。
特に、「ストアカ」「ココナラ」「タイムチケット」などで、あなたのスキルやコンテンツを簡単に販売できる時代になりました。
そのため集客のハードルも下がり、初めての女性に始めやすい起業になっています。
さらに、講座・セミナー講師のメリットは、せどりや転売のように新たに物を仕入れる必要がありません。
ですので、プラットフォームの手数料を引いた全ての金額は利益になります。
在庫を抱えずにできるのも講座・セミナー講師の醍醐味です。
ライター、ブロガー
インターネットが発達した昨今、あなたも分からないことや、気になることがあったらすぐに調べると思います。
そんなインターネット上に載っている記事を書くライターやブロガーが不足しています。
パソコンやスマホ1台あったらできるお仕事なので、「文章を書くのが好き」という女性におすすめの職種です。
まとめ
女性を取り巻く環境は日々変化しております。
男性と比べライフスタイルの変化の大きい女性だからこそ、自分のペースで自由に仕事ができ、さらに収入の柱を作れる「起業」はメリットが多いのではないでしょうか。